お寺さんが、「好きな石屋さんでいいですよ」と言う時代になってきた!?
【石材店繁盛記 〜365ブログ〜】
2026年6月30日、252日目(+89)
先日のミーティング。
ある会員さんから、こんな話を聞いた。
新しく納骨を依頼してくれたお客さんがいて。
そのお客さんは、
お寺にお墓を持っとる方やったんです。
うちの地域は、お寺には
「出入りの石屋さん」
が決まってるケースが多いんですけど。
でも、そのお客さん、
お寺さんに、こう言われたらしんです。
「〇〇さん、自由に石屋を決めていいですよ」って。

会員さんも、ふと思われたらしい。
「えっ?こういうお寺さん、
最近増えてるんでしょうか?」と。
私の感覚で言うと、
これは、少しずつ増えてきとる感じ。
昔やったら、考えられんことやったかもしれん。
お寺のお墓のことは、出入りの石屋が仕切る。
お客さんが勝手に他の石屋さんを呼ぶなんて、
なかなか言い出せん雰囲気があったのかも。
それが今は、
お寺さんの方から
「好きな石屋さんでいいですよ」
と言うケースが出てきた。
なんで変化してきたんやろう??
私が思うに、これは
1)お寺と石屋の関係そのものが、
静かに変わってきとる。
その表れやないかなと。
推測なんやけど、
一つは、新規のお墓を建てる人が、
グッと減ったことによる要因。
昔は、お寺の墓地には、毎月のように
新しいお墓が建っとった。
そのたびに、出入りの石屋が仕事をする。
お寺と石屋は、しょっちゅう顔を合わせて、
自然と濃い付き合いになっとった。
でも、新しく建つお墓が、
ずいぶん少なくなった今。
数か月~半年に一基、
というところも珍しくないかも。
そうなると、昔みたいに、
石屋がお寺さんと密着して付き合う、
その感覚が、だんだん薄れてきとるんかもしれん。
日々出入りしとった石屋さんも、
それを続けるのが難しくなる。
もう一つは、お寺さんの代替わり。
先代と長く付き合うとった石屋さんも、
代が替われば、関係は一から見直されることもある。
新しいご住職にとっては、昔ながらのご縁も大切やけど、
「より対応のいい石屋に任せたい」
というのも自然なことかもしれん。
そしてもう一つ、
いちばん大きいのが、お客さん側の変化。
昔は、お客さんは石屋を
「探せなかった」
のかもしれん。
どこにどんな石屋があるのか、分からん。
良し悪しも比べられん。
だから、お寺さんが紹介してくれる石屋に、
そのままお願いするしかなかった。
でも今は・・・・
誰もがスマホ一つで、
いくらでも石材店の情報を探せる。
値段も、施工例も、
口コミも、ぜんぶ見える。
だから、お客さんが、
お寺に、こう聞くようになったのかも。
「石屋さんですが、自分で探して、
相談してもいいですか?」と。
その回数が、あまりにも増えてきた。
すると、まともなお寺さんほど、
こう思われるんやと思うとです。
「それは、当然のことやね」と。
で、この話、
聞きようによっては、
ちょっと寂しい話に聞こえるかもしれん。
「お寺との昔ながらのご縁が、薄れてきた」と。
でも、私はこれを、チャンスに捉えたいんです。
出入りの石屋やなくても、お客さんに
「この店にお願いしたい」
と思ってもらえる仕事をし、
クチコミをもらい、情報発信する。
それと、もうひとつ。
あらためて、
近しくなりたいお寺さんに
アプローチをする。

よく考えれば、
これまで、変化が難しかったお寺さんの
門戸が開かれつつあるんかもしれん。
つまり、
・お客さんから直接、選ばれる店になるのを目指し、
・かつ、お寺さんとの接触を試みる!
時代が変わるのを、マイナス視点でとらえるんではなくて、
ぜひ、プラス・・・チャンスに捉えて、
仕事に取り組んでいけたら、良さそうです!
時代が変化する中、
どう選ばれる店になるか。
さあ、面白くなってきましたね!!!






