お客さんが買っとるのは、石やなくて「想い」なのか!?

【石材店繁盛記 〜365ブログ〜】
2026年8月5日 287日目

 

先日のミーティングで、
彫刻の話になった。

 

樹木葬のプレートに彫る、
文字や花のこと。

 

 

その会員さんから
こんな質問が・・・

 

「このデザイン、

 石碑の黒を、白にして、
 外柵の白を黒に、色を逆にしたら、

もっと反応良くなりますかね?」と。

 

 

石の色を、
どう組み合わせるか。

そういう工夫の話。

 

 

その、迷う気持ち、
よく分かる。

 

 

 

でも、ここで、

 

別の会員さんから
以前に、教えてもらった話を、
思い出した。

 

 

 

「樹木葬のお客さんって、

意外と、石の種類には
 こだわらないんですよ」 と。

 

 

 

じゃあ、
何にこだわるのか。

 

「どちらかというと、
 何を彫刻するかに、
こだわられますね」
と。

 

 

 

これ、聞いたとき、
なるほどなあ、と思った。

 

 

 

 

お客さんが、
本当に選んどるのは、

 

 

「石」の色やなくて、

その家族への、
「想い」なんかもしれん。

 

 

 

 

わたしら石屋は、
つい、石の話を中心にしてしまいがち。

 

 

この石は・・・とか、
産地は・・・などなど

 

 

もちろん、
それも大事。

 

 

でも・・・

 

特に、樹木葬みたいな
新しい形を選ぶ人って、

 

石がどうこうって、
あんまり言わんらしい。

 

 

それよりも、

「自分たちらしくしたい」

「○○な想いを込めたい」

そっちが優先されるそう。

 

 

 

だから、
石の色を入れ替えるよりも先に・・・

 

 

「好きだった花を、彫れますよ」

「趣味のことも彫刻できますよ」

 

 

そう伝えた方が、
ずっと、お客さんの心が動く。

 

 

 

 

で、もしお父さんが亡くなって、
見学に来たお客さんだったら、

 

「お父様は、どんな趣味がおありでしたか?」

「お好きだったことってありますか?」

 

 

そうひと言、投げかけるだけで、

 

 

お客様が、

「お父さん、○○が好きだったな・・・」

と、自ら、考えはじめるそう。

 

で、そこに、

想いがよみがえり、
選んであげる、楽しみが生まれる。

で、それが、
自分たちらしさ・・・にも。

 

 

 

 

ただ、一つひとつ、
お客さんの要望を聞いて、
オーダーで作ると、

 

少々の懸念もある。

 

それは、
手間がかかること。

 

 

 

だから、
多くの石屋さんは、
彫刻について、語りたがらないんではないか。

 

 

 

でも・・・

 

まさにこの部分に、

逆転の発想が。

 

 

 

みんなが面倒がって
やらんことやからこそ、

 

やった人が、
抜きん出る。

 

 

面倒くさいことは、
そのまま、
「差別化」になるのかもしれん。

 

 

 

しかも、今は、
いい時代になった。

 

彫刻のデザインの下絵も、
チャットGPTを使えば、

 

叩き台が、
パッと作れるし。

昔ほど、
手間もかからんように
なってきた。

 

 

お客さんの、

「こうしたい」
「想いを込めたい」

その気持ちに、
どれだけ寄り添えるか。

 

 

そこに、
これからの石屋が、

 

元気に生きるヒント、
が、あるんやないかなと思う!

 

 

 

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