石の寿命は、人の寿命よりずっと長いんやなと感じた。
石材店繁盛記 〜365ブログ〜
2026年5月11日、202日目(+89)
先日、警固神社でお詣りした後、
本殿右側にある出口のそばに、
とても古い灯籠を見つけた。

「いつ頃に作られたものかな」
と思っていると、
柱の部分に文字が刻んである。
よく見ると「貞享?」という文字が読めた。

「貞享っていつ?? 江戸かいな?」
と思って調べてみると、
確かに貞享という時代はあった。
1684年から1688年まで続いた
江戸時代の元号やそう。
今から340年ほど前、
徳川綱吉公の時代に作られた灯籠やった!

そんな前の灯籠やったら、
もっと朽ちていそうなものやと思いつつ、
細部をいろいろ見てみた。
石の様子を見てみると、
石が溶けてしまっとる部分がある。

火袋の部分は、やはり風化に耐えきれず
欠けてしまった跡があった。
石の色味は、
何色やったのかは分からんやったけど、
欠けた跡を見ると、
少し赤っぽいというか、
茶色がかった石であることが分かった。

姿だけを見ると
「昭和よりは前の時代のものかな?」
とは思ったものの、
これほど前の世代の灯籠が残っとるとは驚き。
この灯籠を作った石工さんは、
340年後に自分の作品が残っとることなんて、
想像もしとらんかったやろうね。
石って、本当にすごい素材や。
石の寿命は、人の寿命よりずっと長い。
そう思うと、
なんだか不思議な気持ちになった。






