もし、違うお墓を壊してしまったら・・・を防ぐために!
【石材店繁盛記 〜365ブログ〜】
2026年6月18日、240日目(+89)
先日のミーティングで、
ある会員さんに、墓じまいの話を、
たくさん聞かせてもらった。
その中で、私が
「これは大事やなあ」
と思った話があるけん、今日はそれを。
墓じまいの仕事で、一番こわいこと。
というか、これだけは避けんといかん事。
それって何やと思います?
もちろん、仕事をする人間の安全確保。
そして同様に・・・
一番こわいのは、
違うお墓を、壊してしまうこと。

考えてみたら、ぞっとする話。
ご先祖様が眠っとる、よその家の大切なお墓を、
間違って手をつけてしまう。
これだけは、絶対にあってはならんこと。
(とはいえ、人間がすることなので・・・)
その会員さんが、
こんなエピソードを聞かせてくれた。
「田舎あるあるなんですけど、
同じ名字の方が、いっぱいいらっしゃったんですよ」と。

ある地域に行けば、
まわりじゅう同じ名字のお墓ばっかり、
ということがあるらしい。
お客さんから
「うちのお墓はこのあたりです」
と聞いていても、
よう似たお墓が、いくつも並んどるらしい。
だから、その会員さんは、こうされとる。
・お墓の正面の文字。
・裏に彫られた、建てた人の名前。
・墓誌の仏様のお名前。
・それと、少し離れたところからの俯瞰写真。
これを、ぜんぶ写真に撮って、
お客さんに送る。
「このお墓で、間違いないですか?」
と、一つひとつ確認してもらうんやて。
ちょっと、しつこいくらいに感じるかもしれん。
でも、
これくらい徹底するけん、事故を防げると・・・。
かくいう会員さん、
じつは前に、こんなことがあったらしい。
車で100キロ近く、隣りの県の
山の墓地の墓じまいの相談を受けた話。
お客さんから聞いた場所に行って、
お墓を見つけて、写真を撮って送った。
そうしたら、
「あ、それ、違います」と。
別の親戚のお墓やったらしい。
もし、ここで
「だいたい場所も合っとるし、これで間違いなかろう」
と進めとったら・・・。
考えるだけで、おそろしい。
でも、その会員さんは、
数年前に、違うお墓を墓じまいして、
裁判になった同業者のニュースを見られて、
ちゃんと写真で確認するという、
そのひと手間だけは、欠かさんようにしたらしい。
で、話は戻るけど、
そして、写真を見て、
「あ、それ、違います!」
って言われたお客様に、
もう一回、正しい場所を教えてもらって、
行き直して、事なきを得たんやって。
まさに墓じまいを行う石材店としての教訓、
「確認する」という地味な作業そのものが、
大きな事故を防いでくれる。
たくさん写真を撮って、
細やかに確認を促す。
これは、誰でもできることかもしれん。
でも、その当たり前を、
面倒がらずに、毎回きっちりやれるかどうか。
もしかするとお客さんも、細やかに確認を促されることで、
「この石屋さんなら、安心して任せられそう」
と感じる何かに、繋がっていく気もする。
慎重すぎるくらいで、ちょうどいい。
とくに、墓じまいは。
墓じまいも、
お墓の最後を、預かる仕事やけん、
この丁寧さは、ずっと大事にしたいもんですね!!







